2012年8月25日土曜日

夏休み縦走 Day3~4

3日目
朝起きたら快晴!

百閒洞山の家
赤石岳方面へ少し登ると、すぐに森林限界に達し、視界が広がる

百閒平の辺りは起伏のない快適なトレイル

逆光の赤石岳

百閒平を振り返って。ここだけ別世界のように穏やか。

赤石岳へは大斜面を右上にトラバース

最後の急登の前に昨日から進んできた道を振り返る

赤石岳山頂までわずか。直下に避難小屋

赤石岳避難小屋

残念ながら山頂では雲に囲まれてしまった

次の山、小赤石岳(3081m)

小赤石岳から大聖寺平へ降りる途中からの荒川岳
前岳の稜線は険しい
大聖寺平から尾根をトラバースしていくと荒川小屋。
この時点で空が少しゴロゴロいっていたので、行動食をとり水を補給して先を急ぐ。
が、中岳を目指して少し登り出したら雨がポツポツと降ってきて、次第に本降りに。

有名なお花畑も雨で堪能できなかった

本日最後の登り、しかも明日の分まで水を補給して重たい。
でも、天候が不安定なので休む間もない。

稜線付近でいったん雨が落ちついてくれた。
しかし、先を急ぐため今回は前岳はスルー。

霧がかった中、荒川中岳(3083m)になんとか到着

山頂のすぐそばにある中岳避難小屋
天気が最高なら、ここで過ごす夜は格別なものとなりそう

ちなみに、1位は北穂高小屋、2位は赤石岳避難小屋とのこと
小屋に入ってしばらくしたら、雨が土砂降りに。
そして雷もそんなに遠くないところで鳴りだした。
急いで良かった。

4日目
朝、天候が不安だったが、雲の中に星も少し見えるし、何より富士山が見える!
この日は下りの標高差が2000mを越える上、最終バスの時間も微妙なため、4時半に出発。

次に向かう荒川東岳(悪沢岳)と富士山

東岳への登りもきついが、これが最後の登りだと言い聞かせ踏ん張る

山頂の少し手前で来た道を振り返る。
右が今朝出発した荒川中岳、左が赤石岳。
さらにその向こうから来たかと思うと感慨深い。

荒川東岳(悪沢岳、3141m)山頂は、避難小屋で一緒だった青年と僕らだけの貸し切り。
360度の大展望を楽しめた。

塩見岳と奥に南アルプス北部、八ヶ岳も少し見えた。

富士山が見守る中、先へ急ぐ。
しばらく岩尾根

丸山(3032m) 今回最後の3000m地点

丸山から千枚岳へのルートが本日の核心。
お花畑とやせ尾根、急登。

お花畑は今回の中でココが一番綺麗だった。

混んでる時は渋滞しそうな岩場

今回最後のピーク、千枚岳(2880m)より、悪沢岳方面を望む

この先樹林帯に入ってしまうため、最後の眺望を楽しむ

千枚小屋から椹島へは、途中急なところもあるが、なだらかなところも多く、快適なトレイル



しかし、残り1時間程度というところで、またしても雨。
ゴロゴロいってるが、土曜日ということもあり多くの人が上がっていったので心配になる。

最後の長い吊橋
吊橋を渡ってしばらく行くとバスの通る林道を15分ほど歩き、椹島へ。
すごく綺麗なお土産屋さんとレストランがあって、ミニミニ上高地のよう。
最終バスになんとか間に合い、今回の山旅は終了。
長かった。。
雨には降られたが、充実の山行でした。
本当に奥深く、登山口に行くまでも大変だけど、その分静かで、人も少ない。
北アや南ア北部のにぎやかさも好きだけど、たまにはこういうストイックなのもいいね。